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Android対応を強化したモバイル端末向けセキュリティ製品「Kaspersky Security 10 for Mobile」新版

 株式会社カスペルスキーは12日、モバイル端末向けのセキュリティ製品「Kaspersky Security 10 for Mobile」において、機能拡張版「同 Service Pack 1 Maintenance Release 3(SP1 MR3)」を提供すると発表した。

 Kaspersky Security 10 for Mobileは、スマートフォンやタブレット端末と行ったモバイル端末向けのセキュリティソフト。マルウェア対策やWebフィルタリングなどの機能を備えており、モバイル環境のセキュリティを保護するという。また、モバイル端末の紛失・盗難時には、リモートロックやデータ消去などの盗難対策機能によって、業務データが漏えいするリスクを低減するとのこと。

 今回の新版では、GoogleのBYOD支援サービス「Android for Work」の仕事用プロファイルを作成し、管理対象のAndroid端末に反映させてセキュリティを強化できるようになった(Android 5.0で利用可能)。例えば、仕事用プロファイル内での製造元が不明なアプリのインストールを禁止したり、仕事用プロファイルから個人用プロファイルへのデータ転送を防止したり、といったことが可能になる。

Android for Workプロファイルの設定イメージ

 また、Android端末向けアプリ管理の対象カテゴリに、セキュリティソフト、辞書ソフト、インターネットストレージソフトなどを新たに追加した。従来よりも細かいレベルで、業務に合わせたアプリ起動の許可やブロックなどを制御できるとしている。さらに、Android 6.0を新たにサポートした。

 なおKaspersky Security 10 for Mobile SP1 MR3は、「Kaspersky Endpoint Security for Business Select」「Kaspersky Endpoint Security for Business Advanced」のライセンスで利用できる。

 価格は、新規導入の場合、最小構成のモバイル端末10台で初年度6万4800円(税別)から。

石井 一志