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日本オラクル、既存顧客のクラウドへの移行を支援する専任組織を発足

 日本オラクル株式会社は13日、既存顧客のクラウドへの移行を支援するため、IT資産の把握、最適化と有効活用を提案する専任組織「クラウド・カスタマー・コンシェルジェ」を発足したと発表した。

 日本オラクルでは、自社導入型業務アプリケーション製品の既存顧客に向け、クラウドへの移行を促すプログラム「Oracle Customer 2 Cloud」を3月より展開している。さらに、こうしたクラウドへの移行支援へのニーズが高まることを想定し、専任組織を発足。顧客への提案活動を強化、拡充する。

 専任組織の「クラウド・カスタマー・コンシェルジェ」では、顧客のシステム全体の現状を把握するための調査と評価を行う無償アセスメントを実施し、ソフトウェアとハードウェアを含めた既存のIT資産を無駄にすることなく、クラウドを有効的に活用してIT環境を最適化するための新しいシステム構成案を作成する。

 専任組織の活動範囲は、アセスメント対象となるシステムの特定、現状のシステム基盤の整理とその問題点の整理、それらを踏まえた上でのクラウドの活用を想定した新しいシステム全体像と移行計画の立案となり、これらの取り組みは無償で実施する。

三柳 英樹