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オラクル、自社オンプレミスユーザーをクラウドへ導く移行支援プログラム

 日本オラクル株式会社は3日、同社のオンプレミス・アプリケーション製品を利用している既存ユーザーが、容易にクラウド・アプリケーションへ移行・統合できるように支援するプログラム「Oracle Customer 2 Cloud」を開始した。

 「Oracle E-Business Suite」「PeopleSoft」「Siebel CRM」「JD Edwards EnterpriseOne」「JD Edwards World」「Oracle Hyperion」の利用企業が対象。「Oracle ERP Cloud」「Oracle EPM Cloud」「Oracle HCM Cloud」「Oracle CX Cloud」などのクラウド・アプリケーションへの移行や統合を検討する際に、既存の資産を生かしながらクラウドへへ移行できるようにする。

 例えば、「PeopleSoft」や「Oracle E-Business Suite」の人事管理機能を利用している顧客が、「Oracle HCM Cloud」への移行や、「Oracle HCM Cloud」のタレントマネジメントやソーシャル・ソーシングといった機能の追加が可能となる。

 クラウドやハイブリッド環境などいくつかの利用方法を提示することで、柔軟な移行を支援するという。「Oracle Customer 2 Cloud」を利用してクラウドへ移行する場合、短期導入サービスを活用できるのもメリット。同社がコンサルティングで培った導入実績・ノウハウを集約し、事前定義された標準業務フロー、設定テンプレートを活用する導入支援サービスで、顧客側の作業負担を大幅に削減しながら、短期間・コストを抑えてクラウドへ移行できるとしている。

川島 弘之