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日本能率協会コンサルティングが「QlikView」採用、さまざまなコンサルに

 日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア株式会社(以下、日立INSソフトウェア)は12日、株式会社日本能率協会コンサルティングが、米Qlik Technologies(以下、QlikTech)の連想型インメモリBIプラットフォーム「QlikView」を導入したと発表した。

 組織・人材、経営・事業戦略から、マーケティングCS(顧客満足)・営業、研究・開発、生産、サプライチェーン、オペレーション情報システム、TPMなどまで、さまざまなコンサルティングサービスを提供している日本能率協会コンサルティングでは、近年、IT化による業務の複雑化や市場の変化に伴って顧客の持つ情報量が膨大化していたことから、データ分析の高度化や効率化が急務になっていたという。そこで、こうした課題を解決する分析プラットフォームとして、日立INSソフトウェアが取り扱っている「QlikView」の導入を決定した。

 採用の大きなポイントになったのは、さまざまな情報を組み合わせ、かつ必要な情報に早くたどり着き、結果表示できるという点。コンサルティング業務では、最新のデータを組み合わせ、かつ多角的な分析ができることが求められるが、「QlikView」は特定の分析手法・技術に従った結果抽出だけではなく、個人の仮説・検証に基づく自発的な分析を促すことが可能で、特に調達分野のコンサルティングにおいては、顧客のデータを分析し評価検討する際に活用されるとのこと。

 また同社では、評価したデータを顧客に理解してもらうためには、分析データをビジュアル化することに一定の価値があると考えており、迅速にデータの可視化やプレゼンテーションが行える点も、「QlikView」への高い評価につながったとしている。

 なお日本能率協会コンサルティングでは、今後も、さまざまな分野のコンサルティング業務に「QlikView」の利用を拡充し、コンサルタント自身が使える分析プラットフォームとして、サービスの質の向上に役立てていく予定だ。

石井 一志