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AWS上のあらゆるログを統合管理、インフォサイエンスが「Logstorage for AWS」を発売

 インフォサイエンス株式会社は1日、統合ログ管理システム「Logstorage」のラインアップとして、Amazon Web Services(AWS)上のログを統合管理するソフト「Logstorage for AWS」を販売開始したと発表した。価格は65万円(税別)から。

 Logstorageはこれまで、オンプレミス上のITシステムに対する情報漏えい対策やIT全般統制、PCI DSS、マイナンバーなどへの対応を目的導入が進んできたが、オンプレミス環境同様のセキュリティ対策がAWS上でも求められるようになったという。

 そこでLogstorageのオプション機能として、AWSのAPI呼び出しを記録する「AWS CloudTrail」や、AWS上のリソースの構成変更を記録する「AWS Config」を提供してきたが、今回、これらの機能を統合し、AWS上のログ管理に特化したLogstorage for AWSとしてリリースする。

 このLogstorage for AWSでは、AWS CloudTrailとAWS Configに加え、「Amazon CloudWatch Logs」への対応も実現。これらが記録するログデータを自動収集・統合管理可能なため、AWS上のアクティビティを横断的に検索・分析できる。

 製品内には、「Amazon EC2インスタンスの起動、停止、削除」「Network ACL/Security Groupの変更」「AWS Identity and Access Management(IAM)ロールの変更」「Management Consoleへのアクセス履歴」など、50種類以上のレポートテンプレートが用意されており、これを日次や週次で自動出力することで、ログ・モニタリングの運用負荷を大幅に軽減できるとした。

 また、「AWS Config 構成スナップショットレポート」は、AWS Configが出力する構成スナップショットを視覚的にわかりやすく図示し、AWSの構成を一目で把握できるようにしていることから、システム運用の面でも貢献するとのこと。

 収集したログデータは、インフォサイエンスが開発したログ専用のデータベースに格納され、最大で10分の1まで圧縮される。また、ログデータの暗号化機能、改ざん検出機能により、ログをセキュアに保護できる点も特徴としている。

石井 一志