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日本IBM、企業向けのiOSアプリ7種類を日本語化

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は23日、金融や行政、小売業といった特定の業種・業態においてビジネスを支援する、7種類の「IBM MobileFirst for iOS」アプリの日本語化完了したと発表した。

 「IBM MobileFirst for iOS」は、米Appleと米IBMのパートナーシップによって開発された、iPhone/iPad向けのビジネス用モバイルアプリ。

 今回は、以下の7つのアプリが日本語化された。

Advise&Grow(銀行・金融マーケット向け)

 銀行員が、店舗内で小規模事業者の顧客対応を行う際に、その顧客の情報や競合分析を参照し、分析に基づいた洞察を集めることで、個々の顧客に合わせた提案や安全な取引を行えるようにする。

Trusted Advice(銀行・金融マーケット向け)

 金融アドバイザー向けのアプリ。オフィスではなく顧客の自宅のキッチンや街のコーヒーショップであっても、顧客のポートフォリオにアクセス・管理できるという。また、提案内容を検証するために十分な機能を持つモデリング・ツールにより、強力な予測アナリティクスから洞察を得ながら、取引を安全に完了することができる。

Retention(保険業向け)

 エージェントが顧客情報と履歴にアクセスできるようにするアプリ。分析に基づくリテンション、リスク、スコアのほか、スマートアラート、通知機能、次のステップへの最適な提案、また、電子署名や保険料の徴収などの重要な取引の円滑化が含まれる。

Case Advice(行政向け)

 ケース・ワーカーがある家族または状況に対して、出先で重要な判断が求められた際に、業務量や支援に関わる課題に対応する。リアルタイム・アナリティクスから得られる洞察に基づいて担当ケースの優先順位付けを調整し、予測解析に基づいてリスクを評価する。

Sales Assist(小売業向け)

 店員が顧客情報に接続し、購入履歴と現在の好みに基づいて商品を勧めることが可能。在庫管理、店内商品の確認と店外商品の出荷といった機能を備える。

Pick & Pack(小売業向け)

 距離に基づくテクノロジーとバックエンドの在庫システムを組み合わせ、注文商品の発送業務を変革する。

Expert Tech(通信業向け)

 専門知識への容易なアクセスを可能にする、ルートを最適化して優れたオンサイトサービスを提供する位置情報サービス、より効果的な問題解決と生産性の向上、顧客満足度の向上をFaceTimeをはじめとするiOSのネイティブ機能を活用して実現する。

石井 一志