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レッドハット、商用OpenStackのエコシステムを強化

 レッドハット株式会社は19日、11社のテクノロジーパートナーと協業し、OpenStackソリューションを提供すると発表した。2014年5月に発表されたOpenStackアライアンスパートナーからの支援サービスに、今回、新たにテクノロジーパートナーからのリファレンスアーキテクチャが加わったことで、ユーザー企業の選択肢を拡充するとしている。

 レッドハットでは2013年7月より、商用OpenStackであるRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platformを提供開始し、OpenStackのエコシステムについても積極的に構築してきた。現在までに、すでに1000以上のハードウェアやソフトウェアが認定され、商用OpenStackソリューションとしてRed Hat Certifiedカタログに登録されているという。

 今回、リファレンスアーキテクチャを提供開始するテクノロジーパートナーは、6WIND、A10ネットワークス、Cloudera、F5ネットワークスジャパン、エンタープライズDB、ジュニパーネットワークス、ニュアージュ・ネットワークス、ネットアップ、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、ホートンワークス・ジャパン、ミドクラジャパンの合計11社。

 レッドハットでは、アライアンスパートナーとレッドハットによるOpenStack支援サービスに加えて、認定ソリューションのカタログとリファレンスアーキテクチャを活用することで、ユーザー企業でのOpenStackの検討と導入が、迅速かつ低コストに実施できるようになるとしている。

 なお、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformのソフトウェアサブスクリプションおよび支援サービスは、レッドハットおよび、アライアンスパートナーのCTC、サイオス、シスコ、NSSOL、TIS、デル、日商エレ、日本IBM、NEC、日本HP、ネットワン、日立、富士通、ユニアデックスを通じて提供される。

石井 一志