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ジャスト、ファイルサーバーの肥大化対策とアクセス権管理を行える「GDMS 4.0 Enterprise」

 株式会社ジャストシステムは、ファイルサーバー肥大化対策システム「GDMS(Green Document Management System)」において、アクセス権管理機能を強化した「GDMS 4.0 Enterprise」を2月27日に発売する。価格は1TBまでの場合で230万円(税別)から。

 「GDMS」は、ファイルサーバーの肥大化対策を行える、ファイルサーバー統合管理システムです。何カ月もアクセスされていないファイルや内容が重複しているファイル、ファイル名が類似しているバージョン違いのファイルなどを可視化し、削除や移動などの整理を行うことができる。

 今回提供する新製品では、こうしたファイルサーバーの肥大化対策だけでなく、アクセス権管理まで一元的に行えるように強化され、名称も「GDMS Enterprise」に変更して提供される。

 具体的な機能としては、ファイルサーバーに存在するファイルやフォルダのアクセス権を、簡単に追加したり変更・削除したりできるようになった。アクセス権設定の変更履歴を保持しており、特定のユーザーやグループを指定してアクセス権を一覧可能なため、変更漏れなどをすばやく発見できるという。また、アクセス権に有効期限を設定しておき、人事異動や組織変更のスケジュールに合わせて一括変更することも可能とのこと。

 さらに、ファイルサーバーへの共有フォルダ作成や、クオータによるファイル容量の制限を「GDMS Enterprise」から設定できるほか、Active Directory(AD)グループの作成や、メンバーの追加や変更・削除が行えるので、フォルダに対するアクセス権をADグループ単位で設定している場合でも、「GDMS Enterprise」だけでアクセス権の管理を行えるとしている。

 なお、各フォルダやADグループの管理者に対して「GDMS Enterprise」上でアクセス権設定の変更申請を行い、承認された内容をファイルサーバーに自動反映する「セルフサービスポータル」機能を搭載しているので、情報システム部門の作業負担を軽減できる点も特長とのことだ。

 GDMSサーバーの対応OSは、Windows Server 2012 R2/Server 2012/Server 2008 R2/Server 2008。スキャン対象となるファイルサーバーは、NTFS、ReFSまたは互換性のあるファイルシステムであること(FATは対象外)、SMBまたはCIFSでアクセス可能であることが条件になる。

石井 一志