ニュース

ファイルサーバー肥大化対策新版「GDMS 3.0」~最大100TBの容量に対応

 株式会社ジャストシステムは8日、最大100TBのファイルサーバー管理を仮想統合できるファイルサーバー肥大化対策システム「GDMS(Green Document Management System) 3.0」を発表した。2月22日に発売する。

 GDMSは、ファイルサーバー内の何カ月もアクセスされていないファイル、ファイル名が類似しているバージョン違いのファイルなどを可視化し、不要なファイルを削除/任意の領域へ移動できる製品。ファイルの整理を定期的に自動実行することで、効率的なファイルサーバーの運用と情報の品質向上が可能になるという。

 新版では、スケールアウト構成に対応することで、管理対象データサイズを最大100TBに拡張したほか、複数台のファイルサーバー管理を仮想統合できるUIを新搭載した。新UIの「GDMSダッシュボード」では、複数のファイルサーバーに散在する領域をサーバー単位や任意のグループ単位に仮想統合する「エリアナビ」や、整理効果の大きい分析条件を推奨する「おすすめの整理対象」といった機能により、対象とするファイルサーバーの台数や規模を問わず、素早い状況把握が可能になるという。

 また、ファイルやフォルダのアクセス権を自動管理できる機能を追加。アクセス権を上位継承していないフォルダやファイルを検出し、アクセス権の状況を新UIに分かりやすく表示。さらにアクセス権の確認が必要なフォルダやファイルに対して、あらかじめ策定した修正方針に基づいてアクセス権を自動修正することも可能という。

 対象ファイルシステムは、NTFSまたは互換性のあるファイルシステムで、FATは対象外。価格は1TBまでの監視で130万円(税別)から。

(川島 弘之)