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BIGLOBE、IaaS上で業務システムを簡単に利用できる「業務サーバパック」

第1弾は「奉行シリーズ」と「PCAシリーズ」

 ビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は18日、主に中小企業を対象に、会計をはじめとした業務システムをIaaS「BIGLOBEクラウドホスティング」上へ導入する、「業務サーバパック」を発表した。第1弾として、OBCの「奉行シリーズ」とPCAの「PCAシリーズ」に対応する。

 「業務サーバパック」は、「BIGLOBEクラウドホスティング」を利用し、業務アプリケーションを提供可能にするサービス。業務パッケージのインストールに必要なMicrosoft OfficeやSQL Server、リモートデスクトップ接続(RDS)などのソフトウェアやライセンスをあらかじめインストールし、各種設定が行われた状態でクラウド環境を提供する。

 これをSIerが利用すると、短時間でのサービス利用が可能になるほか、データセンター間連携やセキュア通信構築など、業務システムとの連携メニューを数多く持つ「BIGLOBEクラウドホスティング」を生かし、導入企業のニーズに合わせた、クラウド上での業務システム連携を行えるという。

 今回は第1弾として、多くの中小企業で活用されている「奉行シリーズ」「PCAシリーズ」を提供する。このうち「奉行シリーズ」は、クラウド版の「奉行i8 for クラウド」が動作保証環境として「BIGLOBEクラウドホスティング」に対応しており、BIGLOBEでは「業務サーバパック for 奉行シリーズ」をクラウド上で提供する。

 価格は、運用する上で必要となるライセンスがすべて含まれたメニューが、月額4万8400円(税別)。また、導入企業が所有しているSQL Serverライセンスをそのまま利用できるメニューは、月額1万400円(税別)となる。

 一方の「PCAシリーズ」については、必要なライセンスがすべて含まれたメニューで、月額4万8400円(税別)となる。

 なお「業務サーバパック」は、「BIGLOBEクラウドホスティング」で利用可能なソフトウェアを販売する「クラウドアプリストア」で提供されるとのこと。BIGLOBEでは、今後も対応する業務パッケージを拡充するととともに、「業務サーバパック」も強化し、2017年度末までに累計4000社の導入を目指すとしている。

石井 一志