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DBレプリケーション「SharePlex 8.6」、転送先にSQL ServerとODBCを追加

デル・ソフトウェアが販売開始

 デル・ソフトウェア株式会社は5日、データベースレプリケーション製品「SharePlex 8.6」を発売した。転送先として、新たにSQL ServerとODBC(Open Database Connectivity)をサポートしたのが特長。価格は161万5700円(税別)から。

 SharePlexは、データベースにおけるリアルタイムに近いレプリケーションを実現する製品。データ統合によるDWH(データウェアハウス)、BI(ビジネスインテリジェンス)用途のほか、システム停止時間を極小化する移行用途、遠隔地を含むDR(災害対策)用途などさまざまな活用を想定する。

 新版では、従来のOracle to Oracleのレプリケーション性能を大幅に向上させるとともに、サポートする転送先としてOracle、Hadoop、Sybaseに加え、SQL ServerおよびODBCに対応した。

 SQL Serverへの移行の際に、最新のデータを反映しながら新しいアプリケーション開発を実施し、移行の切り替え時間を短縮するのに利用できる。またODBCを使用することで、オープンソースを含むODBC対応データベースへのレプリケーションが容易になった。マスタデータをOracle上に置きながら、大量の参照トランザクションへ対応するために、PostgreSQLやMySQLを活用するなど、さまざまな用途が考えられるという。

川島 弘之