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CTC、業務処理の自動化支援クラウドサービス「eAssist」

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は14日、PCでの入力作業や調査などを自動化するクラウドサービス「eAssist」を提供開始した。価格は、1業務あたり月額25万円(税別)から。

 eAssistは、売上情報や競合製品の価格情報の調査、システムへのデータ入力など、日々定常的に発生するPC業務全般を自動化するクラウドサービス。インターネットや社内システム、その他の保存データなどから必要な情報を収集したり、システムへのマスター更新・登録作業などを自動化したりできる。

 さらに、対象業務や業務フローのアセスメントに基づき、クラウド型で作業の自動化を行うので、従来のシステム開発とは異なり、必要な時に必要な業務を代行可能なのが特徴。例えば、複数の店舗を運営する小売業において、Webサイトから全国各地の競合店舗を調査する業務では、数千店舗を対象として通常1週間以上かかる情報収集やデータ入力の作業を、4時間程度で行えるという。

 またCTCでは今回、eAssistと、これまで提供してきたクラウド型帳票配信・閲覧サービス「ePromo」やクラウド型のデータマイニングサービス「eMining」と合わせて、一連の業務支援クラウドサービスをBusiness Evolutionシリーズとして体系化した。

 今後は、帳票認識技術や文字認識技術を用いて、紙やFAXに代表されるアナログデータをデジタル化し、管理するクラウドサービスと、eMiningの分析結果や自社内のCRMデータなどと地図情報を連携した営業支援サービスを順次追加し、Business Evolutionシリーズのサービス範囲を拡大するとのこと。

 シリーズ全体では、今後5年間で20億円の売り上げを目指している。

石井 一志