ニュース

CTC、ピツニーボウズの動画ソリューション「EngageOne Video」を使用した動画活用支援サービス

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)とピツニーボウズ・ソフトウェア株式会社(以下、ピツニーボウズ)は14日、国内初の販売代理店契約を締結したと発表した。CTCは5月から、ピツニーボウズの動画ソリューション「EngageOne Video」を使用した動画活用支援サービス「eMotion」を、企業のマーケティング部門やコンタクトセンター向けに提供する。

 EngageOne Videoは、カスタマーごとの嗜好やニーズに応じたOne to Oneマーケティングを実現する対話式動画ソリューション。シナリオに基づいて制作したビデオと、企業が保有している視聴者の属性情報や購買データなどの行動履歴を独自技術により連携させ、さらに動画へのデータ入力を可能にすることで、視聴者ごとにカスタマイズしたインタラクティブな動画提供を実現する。

 これにより、視聴者の要望に応じた必要な情報の提供や次のアクションへのスムーズな誘導を行えるので、顧客満足度の向上や業務効率化につなげられるとのこと。

 また、顧客との接点となるセールスプロモーションやコンタクトセンターでの利用に加え、社内のトレーニング業務やサポート業務に利用しても、業務効率化に貢献できるとした。

 CTCが今回提供するeMotionでは、EngageOne Videoを活用し、マーケティングやコンタクトセンター向けに、既存の基幹系、情報系システムとの連携を実現する。

 具体的には、金融明細・保険商品などの複雑で多様な内容の説明に適用し、問い合わせ対応を削減したり、個別に必要事項の異なる申込書の説明に適用し、申し込み途中離反の抑制につなげたり、といった用途での利用が考えられるという。

 なおeMotionは、作業工数や時間のかかる業務をクラウドで代行するクラウドBPOサービス「Business Evolutionシリーズ」の1つとしてラインアップされるが、要望に応じてオンプレミスでのシステム構築も行う。

石井 一志