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コストを最大3割削減、日立Solがファイルサーバー運用改善サービス

容量スリム化やクラウド連携も

 株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は23日、ファイルサーバー運用に関わる課題を解決する「ファイルサーバー運用管理ソリューション」の提供を開始した。

 同ソリューションでは、同社および日立のファイルサーバー関連ソリューションなどを組み合わせ、かつオンプレミスとクラウドを連携させることで、効率的なファイルサーバー運用を実現する。ストレージ提供から、ファイル利用状況の見える化、クラウドバックアップまで、ファイルサーバー運用に関わる課題をワンストップに解決するのが特長。導入・管理のトータルコストを約3割削減できるとしている。

「ファイルサーバ運用管理ソリューション」が解決する課題

 具体的には、仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform」(日立)でファイルサーバーを統合。ファイル保存環境の基盤づくりを支援し、データ集約によるコスト削減を実現する。

 運用改善としては、「MEANS ファイルサーバスリム化ソリューション」(日立Sol)でファイルを整理整頓。不要ファイルを削除して、ファイルサーバー容量を効率化する。「ALog ConVerter」(網屋)でログ収集し情報漏えい対策とするほか、「活文 File Server Access Controller」(日立Sol)でアクセス権管理を現場に移管し、管理負担の軽減を図る。

 さらにクラウドとも連携し、 「活文 Hybrid Storage Manager」(日立Sol)で利用頻度の低いファイルをクラウドへ退避させ、ファイルサーバーのさらなるスリム化を実現するほか、クラウドストレージ「Cloud On-Ramp」(日立)へデータを自動バックアップ。災害時にデータを迅速に復旧できるようにする。

 価格は個別見積もり。

川島 弘之