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ニフティクラウド、「専有コンポーネントサービス」を提供
物理サーバーやストレージを専有環境で利用可能に
(2014/5/13 13:46)
ニフティ株式会社は5月13日、提供するクラウドサービス「ニフティクラウド」で、物理サーバーやストレージなどのリソースを利用できる「ニフティクラウド 専有コンポーネントサービス」を6月以降に提供開始すると発表した。サービスの詳細や料金については、6月以後予定のサービス提供開始時にあらためて発表される予定。
「ニフティクラウド 専有コンポーネントサービス」は、「ニフティクラウド」上に物理的に専有されたハードウェアで構成された環境を構築し、サーバーやストレージなどのリソースを利用できるサービスを月額料金で提供するもの。
サービス提供開始時は、物理サーバーとストレージを提供。機能コンポーネントとしてOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)も提供する。今後、ロードバランサーなどのネットワークコンポーネントも追加提供する予定だ。
「ニフティクラウド」上のパブリッククラウド環境との連携も可能で、専有環境の高い機密性によりセキュリティ要件を満たしながら、パブリッククラウドの柔軟性や拡張性を生かしたシステムを構築できる。
また、秋に予定するネットワーク機能の強化では、オンプレミス環境と同様のネットワーク体系を「ニフティクラウド」上に構築可能とする予定。これにより、オンプレミス環境と「ニフティクラウド」をL2TPv3/IPsecで接続することによって、オンプレミス環境とのシームレスな接続が可能になる。ニフティでは、オンプレミス環境上のIPアドレスを変更することなくクラウド移行が可能になるため、連携システムの設定変更などの負担を大幅に軽減できるとしている。
なお、ニフティでは5月14日から3日間にわたって開催される「第5回 クラウド コンピューティングEXPO【春】」に出展。ブース内セミナーで「ニフティクラウド 専有コンポーネントサービス」の活用例について紹介する。