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IBM、セキュリティ運用監視サービスでFireEye製品をサポート

マクニカネットが技術支援

 マクニカネットワークス株式会社(以下、マクニカネット)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は7日、セキュリティ監視で協業すると発表した。マクニカネットが取り扱っている米FireEye製品を日本IBMのセキュリティ運用監視サービス「IBM Managed Network Security Service(以下、IBM MNSS)」の対応プラットフォームに追加、2014年第3四半期(7~9月)より提供。両社共同でFireEye製品に関する技術支援、研修支援、検証機器の貸し出しなどを行う。

 IBM MNSSは、東京を含む世界11拠点のIBMセキュリティー・オペレーション・センター(SOC)において、顧客サイトにあるセキュリティ機器をセキュリティ専門技術者が24時間365日有人監視・運用・管理するサービス。セキュリティ機器としては、マルチベンダーのIDS/IPS、ファイアウォール、UTMなどをサポートしており、今回、FireEye製品を追加することで標的型サイバー攻撃対策を強化する。

 一方のマクニカネットはネットワーク機器の輸入、開発、販売、導入、運用・保守までを支援しており、FireEye製品については2008年より一時代理店として、官公庁や製造業などへ提供してきた。今回、日本IBMと協業することでより幅広い顧客への展開を進めたい考え。

 両社では、マクニカネットの持つ技術を、日本IBMおよび日本IBMのビジネスパートナーに研修を実施して技術者を育成することで、より高度なサイバー攻撃対策に対する顧客の要望に応え、FireEye製品およびIBM MNSSの拡販につなげていくとしている。

川島 弘之