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MDMシステム「SPPM 2.0」、“iOS標準のMDM機能”に対応

 株式会社AXSEEDは、モバイル端末管理(MDM)システム「SPPM 2.0」をバージョンアップし、Apple iOS標準のMDM機能に対応する。これにより、企業の端末管理者は、各社員のiPhone/iPadに対しWiFiやVPN、メールサーバーの遠隔設定などが可能となる。リリース時期は12月16日。

 SPPMは、純国産のMDMシステム。2007年のサービス開始以降、1500社に導入され、15万台を超える端末が管理されている。モバイル端末市場はドコモがiPhone販売に参入し、12月から法人向けにも販売を始める。iOS端末の法人利用が拡大する中、Android向け機能が充実していたSPPMにおいて、iOS向け機能の大幅拡充を図る狙い。

 iOS向け新機能として、「Apple iOS標準MDM機能」に対応。約150におよぶ標的機能をSPPMの構成プロファイル配信機能により実現する。「MDM構成プロファイルのアンインストール検知機能」も備え、端末からプロファイルが削除された場合に管理者や利用者に警告メールが届く。そのほか、月次レポート機能を搭載した。

 なお、ドコモの法人向けサービス「ビジネスプラス」のiOS向けソリューションとして、SPPM 2.0の採用も決まったとしている。

iOS向け機能一覧

川島 弘之