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AXSEEDのMDM、iOS端末の管理設定が容易に、管理下からの逸脱も禁止

Appleの「Device Enrollment Program」に対応

 株式会社AXSEEDのモバイルデバイス管理(MDM)システム「SPPM 2.0」が20日、Appleの「Device Enrollment Program(DEP)」に対応した。

 DEPは、iPhone/iPadなどのiOS端末に対して、MDMの管理設定を管理者が端末に触れることなくオンライン上で行えるプログラム。SPPM 2.0では、DEPサーバーにiOS端末を登録することで、SPPM 2.0への登録や各端末に対するSPPMアプリのインストールなどを管理PCからリモート作業で完了させることができる。これにより、iOS端末を法人が導入する際にこれまで必要だった端末1台ごとの導入作業が不要となり、導入コストを削減できる。

 また、DEPを利用して設定したSPPM 2.0の制御については、端末ユーザーによる構成プロファイル削除を禁止できるため、従来のようにユーザーが管理下から勝手に外れることができないという。

 SPPM 2.0では、「端末管理機能」と遠隔での「端末ロック」「端末初期化」が行える「基本機能パック」と、「デバイス制御」「利用アプリ制限」「位置情報取得」など端末制御も行える「フル機能パック」のほか、「ウイルス対策」や「データ暗号化」などセキュリティ対策オプションが用意され、必要な機能に応じて柔軟に導入が可能。クラウド型とオンプレミス型の利用形態も用意される。2014年12月末時点で累積利用社数約2500社、 管理端末約25万台の実績を持つ。

川島 弘之