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日立Sol、クライアントPCのWi-Fi利用を制御する「秘文AE AccessPoint Control」

 株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)は27日、クライアントPCにおいてWi-Fi利用を制御するソフト「秘文AE AccessPoint Control」を発表した。11月29日より販売を開始する。

 「秘文AE AccessPoint Control」は、クライアントPCでのWi-Fiの利用を制御し、企業が許可したWi-Fiのみを利用可能にするソフト。これにより、公衆Wi-Fiや個人所有のWi-Fiルータ、スマートデバイスのテザリング機能など、企業が許可していない経路でのインターネット接続を禁止できるため、情報漏えいリスクの軽減につながるとしている。

 具体的には、クライアントPCから接続可能なWi-Fiとして、企業が許可したアクセスポイントのみを表示することにより、許可されていないアクセスポイントへ接続できないようにする仕組み。接続許可するアクセスポイントは、管理者がクライアントPC単位に設定できる。また、アクセスポイントの追加・削除などの設定は、自動的にクライアントPCに反映されるとのこと。

 加えて、「秘文Server Basic」「秘文AE Information Fortress」と連携すれば、Wi-Fiや有線LANの利用状況をログとして取得し、会社が管理していない経路でネットワーク接続が行われていないかを管理者が確認することも可能。

 さらに、アクセスポイントのなりすまし対策機能を搭載。接続先が社内ネットワークかどうかをチェックし、なりすましのために社外に設定されたアクセスポイントの場合には接続を遮断できるとした。

 価格は、1ライセンスあたり3150円。Windows 7 Professional/7 Enterprise/7 Ultimate(いずれもSP1)、Windwows 8/8 Professional/8 Enterpriseに対応する。

 なお日立ソリューションズでは、今後、多様化するワークスタイルに適応したセキュリティ対策として、社外でも、社内にいる時と同じセキュリティポリシーを適用可能なソリューションを提供する予定としている。

石井 一志