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日立Sol、2015年春に「秘文」の製品体系を一新
情報漏えいの拡大を防ぐ新製品「秘文 Data Protection」を12月に提供
(2014/11/27 12:18)
株式会社日立ソリューションズは27日、企業間連携の拡大やセキュリティ脅威の複雑化を受け、情報漏えい防止ソリューション「秘文」のコンセプトを刷新し、製品体系を2015年春に一新すると発表した。また、情報流出時にファイルを失効させ、情報漏えいの拡大を防ぐ「秘文 Data Protection」を、12月26日より提供開始する。
「秘文シリーズ」はこれまで、「エンドポイント」「メール・Web」「クラウド・スマートデバイス」「ファイルサーバー」と、IT環境の利用場所に応じた4つのカテゴリで製品を提供してきた。しかし日立ソリューションズでは今回、セキュリティリスクが変化していることに伴って、「秘文シリーズ」のコンセプトを刷新。2015年春より、新コンセプトに基づいて「秘文」の製品体系をあらためるとした。
具体的には、セキュリティ対策の目的に合わせて、情報漏えいを防ぐための「出さない」「見せない」という考え方と、万一、情報漏えいが起こってしまった場合の拡大を防ぐ「放さない」という考え方に基づいた、3つの体系で提供する。
一方、新製品の「秘文 Data Protection」は、ファイルに対して参照以外の操作を禁止することで、ファイルの二次利用を防止するソリューション。利用にあたっては、ファイルの閲覧者登録や煩雑な設定作業などは不要になっており、パスワードを設定するだけで保護されたファイルを簡単に作成できる。閲覧者側も、パスワードを入力するだけで簡単に利用できるとのこと。
また作成者側では、保護されたファイルを失効させ、閲覧不能な状態にすることも可能。閲覧者がパスワード認証に連続して失敗するなど、ファイルの流出が疑われる操作が検知された場合は、通知メールが管理者に届くので、情報流出の予兆を知ることもできるとした。
なお、サーバー機能はクラウドで提供するため、サーバー構築費用が不要で、迅速な導入が可能な点もメリットとしている。
ライセンスは年間サブスクリプション方式で、クライアントPC1台あたり年間4000円(税別)。最少100ライセンスから購入できる。