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「Hinemos」でCloudn・AWS・オンプレミス環境の一元管理が可能に
マルチクラウド管理オプションを提供
(2013/11/26 15:36)
株式会社NTTデータは26日、OSS統合運用ソフト「Hinemos」において、複数のクラウド環境を一元管理できるクラウド管理オプション最新版(v2.0)を発表した。
クラウド管理オプションは、Hinemosでオンプレミスとクラウドの両環境を管理可能にするオプション製品。新版では、NTT Comの「Bizホスティング Cloudn(以下、Cloudn)」、「Amazon Web Services(以下、AWS)」とオンプレミス環境を組み合わせて利用する際、Hinemosでの一元管理を実現する。
定常的なシステム監視やジョブ実行のほか、システムの稼働状況を基にした需要分析からサーバー増設やバックアップ管理まで、システムライフサイクルの一元的な制御を可能とする。
具体的には、Hinemosのもつ基本的な監視機能とジョブ機能、クラウド管理オプションv1の持つクラウドリソースの制御や自動検知、テンプレート機能に加え、以下の機能が利用可能となる。
(1)クラウド専用の監視機能。CloudnやAWSが正常に動作しているか(クラウドサービスの死活監視)をHinemosで集約監視し、異常時には運用管理者に通知する。また、CloudnのモニタリングサービスやAWSのCloudWatchで取得されるクラウドサービス専用のリソース情報に対して、オンプレミス環境とシームレスにしきい値監視や性能値取得・分析機能を提供する。
(2)クラウドリソースの自動制御。サーバーやストレージなどのクラウドリソースを自動制御する。制御が不要な時間帯のサーバーを停止するなど、リソース制御のスケジュール機能により、複数のクラウドおよびオンプレミス環境にまたがって制御が可能。クラウド上のサーバー・ストレージのバックアップ・リストアもスケジュールに組み込み、運用の自動化を支援する。
(3)マルチクラウドの課金管理。クラウドサービスが提供する課金情報を基に、サーバー単位・システム単位でクラウドサービスの使用料を分析する配賦管理機能が利用できる。これにより、1つのシステムが複数のクラウドサービス上にある場合や、1つのクラウドサービスのアカウント上に複数のシステムが存在している場合に、これまで明確にならなかった、それぞれのサーバー・システムの請求料金がどの程度かを確認できる。
ラインアップは、基本機能のみで無償の「Standard版」と、全機能を提供する「Enterprise版」の2種類。AWS対応は2013年11月26日より順次、Cloudn対応は2014年3月より開始する。