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ブレインパッドとSAPジャパン、KXENソリューションの展開などで協業

 株式会社ブレインパッドとSAPジャパン株式会社は20日、独SAPによる米KXENの買収完了を受け、ビッグデータアナリティクス分野において協業すると発表した。

 独SAPでは10月に、予測分析ソフトなどを手掛けるKXENの買収を完了している。このKXENの技術を用いると、モデル構築と分析作業を自動化することにより、データサイエンティストだけでなく、業務部門の一般のユーザーによるビッグデータアナリティクスを可能にするという。

 一方のブレインパッドは、国内でKXENのソリューションの販売がスタートした2006年より代理店契約を締結し、国内での販売を行ってきた。さらに、KXENソリューションのローカライズ・販売・導入サポートや、KXENソリューションの利用にあたってのコンサルティング、導入企業へのトレーニングも提供してきた実績を持つ。

 今回の買収後も、ブレインパッドとSAPジャパンは、KXENソリューションの既存顧客に対するサポートを継続することをあらためて表明するとともに、ブレインパッドが持つデータ分析におけるノウハウと、SAPの持つ予測分析ソフトウェアを組み合わせ、SAP ERP、SAP HANA、SAP BusinessObjectsなどの顧客企業へ、マーケティング・販売活動を共同で行っていくとのこと。

石井 一志