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危険な場所での作業も多い富士水質管理、重要な安否確認にクラウド活用

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)は15日、富士水質管理株式会社に「Mobile Perfect SP」の安否確認サービスおよび勤怠管理サービスを導入したと発表した。

 Mobile Perfect SPは、初期費用無料、月額100円/IDから利用できるスマートデバイス対応クラウドサービス。今回、ユーザーの位置情報を含んだ安否確認やアンケートをクラウド上で行えるサービスと、社外からでも手軽に出退勤時刻を入力できるサービスを導入した。

 富士水質管理は水処理専門集団として、関東・甲信越圏を中心に給排水施設の保守業務を行う企業。マンホールの中や地下の貯水タンクなど事故の危険性が高い場所での作業もあり、作業状況を正確に管理するため、作業開始・終了時の電話連絡を必須としていた。

 ところが、準備や終了後の撤収作業に追われる中で、作業員がリアルタイムに電話連絡するのが手間となるほか、事務所で電話を受ける側も都度作業が中断されるなど、業務効率の低下が課題となっていた。

 そこで安否確認サービス。iPhoneを活用して現場の作業員と事務所の管理者の作業状況管理業務を大幅に効率化し、加えて、関東・甲信越に分散する各営業所の状況を一覧で把握可能にした。

 同サービスと併せて、勤怠管理サービスも導入。事務所に立ち寄らずに作業する際も、iPhoneで「出勤」「退勤」を入力するだけで時間と場所が自動的に記録できるようにした。

川島 弘之