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IIJ、松江市のコンテナ型データセンターを拡張~敷地面積と設置スペースを2倍に

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は12日、島根県松江市のコンテナ型データセンター「松江データセンターパーク」において、拡張工事が完了し、同日より運用を開始したと発表した。またあわせて、ユーザー企業個別のIT機器を扱うハウジングスペースを同データセンター内に新設し、「IIJデータセンターサービス」の名称で12月1日よりサービスを開始することも発表されている。

 松江データセンターパークは、外気冷却コンテナユニットによる商用データセンターとして、2011年4月に開設された施設。外気冷却を採用することにより、消費電力を従来型データセンターと比べて40%削減しており、主に自社クラウドサービス「IIJ GIOサービス」のファシリティとして活用されている。

 クラウドサービスの需要は今後も拡大が見込まれるため、4月より約半年間をかけて拡張工事を実施。敷地面積およびコンテナ設置スペースが2倍に拡張された。今後、サービスの需要に応じて、コンテナモジュール「IZMO(イズモ)」を段階的に増設していく予定だ。

松江データセンターパーク。(1)が2011年4月開設の部分、(2)が今回拡張された部分
コンテナモジュール IZmo

石井 一志