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IIJ、モジュール型データセンター向けの監視・運用サービス

販売からファシリティの運用・保守までを一括提供可能に

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は15日、モジュール型データセンターの電源、空調設備等の監視・運用・保守を行う「IIJデータセンターファシリティ運用管理サービス」を、同日より提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 新サービスは、IIJが販売しているモジュール型データセンター「co-IZmo/I(コイズモアイ)」の電気/空調設備といったファシリティや、内部の温湿度、消費電力などを遠隔で監視・運用するもの。IIJがこれまで、松江データセンターパークで自社設備としてモジュール型データセンターを運用してきたノウハウを生かしているとのことで、このサービスにより、データセンターファシリティの設計からネットワーク、クラウド基盤のワンストップな構築・運用、監視、定期点検、保守まで、トータルなファシリティ管理を実現するとした。

 具体的なメニューとしては、IIJ監視センターにおける遠隔監視と、24時間365日対応のオンサイト保守、定期点検(1回/年)と提供する「タイプB」と、予備品の事前配備までを含んだ「タイプA」の2つを用意した。

 なお今後は、遠隔監視、設備保守サービスだけでなく、監視結果をもとにした設備の適性評価や温度設定の最適化など、より省エネを推進するための提案まで、提供範囲を広げる予定としている。

石井 一志