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日本マイクロソフト、Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2を発売

Windows Server 2012 R2 Standardのパッケージ

 日本マイクロソフト株式会社は1日、最新のサーバーOS「Windows Server 2012 R2」と、システム管理ソフト「System Center 2012 R2」を発表した。同日より、パッケージ(Windows Server 2012 R2のみ)とボリュームライセンスの販売を開始する。また、SMB向けのシステム管理クラウドサービス「Windows Intune」においても、Windows 8.1対応の新バージョンを提供する。

 Windows Server 2012 R2では、ハイパーバイザーであるHyper-Vが大幅に強化されているほか、スケーラビリティの向上やネットワーク機能の改善などが行われた。また、Windows Server 2012で追加されたストレージ仮想化機能「Storage Spaces」の強化なども行われている。

 エディション構成やライセンスポリシーは原則としてWindows Server 2012のものを引き継いでいる。このため、上位版の「Datacenter」と下位版の「Standard」で機能面の違いはなく、追加費用なしで利用できる仮想インスタンスの数(Datacenterは無制限、Standardでは2つまで)のみが異なっている。

 Windows Server 2012 R2の参考価格は、プロセッサライセンスの場合、Datacenterが119万円、Standardが17万円、小規模向けのEssentialsが9万6200円。System Center 2012 R2の価格は、Datacenterが51万2400円、Standardが18万8100円。Windows Intuneの参考価格は、Online Subscription Programの場合、1ユーザーあたり月額490円となっている。

石井 一志