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ソフトウェアAG、クラウドやモバイルへの対応を強化した「webMethods 9.0」

 ソフトウェア・エー・ジー株式会社(ソフトウェアAG)は3日、ビジネスプロセスを連携・統合するためのプラットフォーム製品の新版「webMethods 9.0 日本語版」を提供すると発表した。

 webMethods 9.0では、まず、クラウドアプリケーションとITインフラを統合するクラウド間統合ツール「webMethods CloudStreams」を新たに搭載した。わずか数日の作業で、salesforce.com、Amazon Web Services(AWS)をはじめとするクラウドサービスとオンプレミスのアプリケーションを接続でき、ガバナンスや監視機能も提供するという。

 また「webMethods Mobile Gateway」では、エンタープライズグレードのモバイルアプリの迅速な構築や、モバイルアプリと企業内リソースとのセキュアな接続と管理、最適化を可能にする。さらに、モバイル機器とアプリケーションをクラウドで集中管理する「webMethods Mobile Administrator」を提供。企業向けアプリストアおよびモバイル機器管理機能を備えており、安全なモバイル管理を実現する。

 このほか、オンプレミス、パブリック、プライベートクラウド向けのwebMethods実装の制御を集中化する「webMethods Command Central」、ファイル数や容量に制限を受けないエンタープライズ向けのファイル転送を実現する「webMethods ActiveTransfer」も搭載。さらに、企業ビッグデータのためのインメモリ技術「Terracotta」をwebMethodsに統合しているので、ローカルまたは分散化されたデータキャッシングにより、高いパフォーマンスとエラー耐性を実現するとしている。

石井 一志