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NEC、顔認証とタブレット端末を活用した入退管理システム

 NECとNEC情報システムズは1日、顔認証、電気錠、タブレット端末などを活用してオフィスルやビルの入退場を管理する「顔認証入退管理システム」を発売した。

 NECの顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」を用いた顔認証用サーバー、株式会社アートの出入管理システム、Androidタブレットなどから構成される。

 顔認証用カメラとタッチパネルディスプレイを搭載したタブレット端末で認証を行う。従来別々に用意していたカメラやディスプレイが不要になるとともに、顔認証や暗証番号(ID)のタッチパネル入力と組み合わせた多重認証による入退管理を実現する。

 例えば、ビル・工場におけるドア・ゲートにタブレット端末を設置。顔認証用サーバーと無線LANを使って接続。カメラやディスプレイなどの機器や専用ケーブルを壁に設置するといった大規模な工事を行うことなく、早期にサービスを開始できる。1台の顔認証用サーバーで最大20台のタブレット端末を接続可能。

 価格は、顔認証サーバ 1台、LifeTouch 1台(取付箱含む)、顔登録用USBカメラ 1台、USB/LAN変換器 1台、電気錠制御ユニット 1台(アート社製)、現地調整を含む基本構成で、150万円から。両社は今後3年間で合計300施設への提供を目指す。

川島 弘之