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NTT Com「Bizホスティング」のストレージ面を強化、EMCジャパンとの協業で

市場開拓も共同で開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は、EMCジャパン株式会社と、両社のクラウドサービス強化を目的に「EMC Velocity サービスプロバイダープログラム」契約を締結した。10月9日から開催される「EMC Forum 2013」へ、NTT Comはパートナーとして参加するとともに、両社共同でグローバルにクラウドサービスの販売を始める。

 主な取り組み内容として、NTT ComがEMCストレージを採用して提供している「Bizホスティング Enterprise Cloud」「Bizホスティング Cloud」に関して、さらにEMCのさまざまなストレージ技術を採用して、性能・品質の向上、高性能の超高速ストレージサービスの提供などを行う。顧客はさまざまな性能のストレージサービスから用途にあったメニューを選択することで、開発環境や基幹系システムとしてはもちろん、クラウド上でのビッグデータ解析まで、幅広い用途においてグローバルに利用できるという。

 あわせて、EMCのコンサルティングサービスを活用したストレージのクラウド化支援も開始。EMCのプライベートクラウド/仮想化コンサルのノウハウや、NTT Comのクラウド移行を支援するオンプレミス接続サービスなどを活用することで、オンプレミスからクラウドへのスムーズなデータ移行を支援する。

 このほか、共同マーケティング・営業活動により新規市場を開拓。金融機関や政府機関のシステム、企業の経営情報やマーケティング情報を扱うシステムなど、データマネジメントが重視される基盤システムのクラウド化を積極的に提案し、ビッグデータ分野の利用拡大を進めていく。

 今後のサービス展開としては、今回のVelocityサービスプロバイダープログラム契約を、日本からAPAC(アジア太平洋地域)にも拡大し、グローバル企業におけるグローバルなクラウドサービス活用を積極的に支援する。

川島 弘之