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TIS、インドネシアでクラウドサービス「Cloud Berkembang」を提供

 TIS株式会社は1日、インドネシアにおいて、SaaS事業者向けのクラウドサービス「Cloud Berkembang(クラウド ブルクンバン)」を提供すると発表した。8月1日の提供開始を予定している。

 「Cloud Berkembang」は、インドネシア国内のパートナー事業者のデータセンターに構築されたクラウドサービス基盤。同国内のデータセンターでは実質最高レベルという、「Tier3」の信頼性を備えたデータセンターを利用する。

 経済発展の著しいインドネシアでは、企業のシステムに関しても、従来のオンプレミス型からクラウド利用によるサービス型に徐々にシフトし始めているという。しかしインドネシア国内では、クラウド提供のノウハウにたけたベンダーはまだ少ないため、TISが日本や中国で培ったノウハウを生かし、インドネシアでSaaS事業を展開したい事業者向けに、日本品質の機能を提供するという。

 サービスは、CPU、メモリ、ディスクなど要望にあったスペックの仮想マシン環境を提供するIaaS型で、初期費用なしの月額課金形態を採用。発注から最短1週間で利用できるほか、サービスデスクも完備しているとのこと。

 TISでは、インドネシア国内で迅速なビジネス展開を計画するSaaS事業者向けにこのサービスを提供する計画で、2015年度末までに250件の導入を目指す。なお「Cloud Berkembang」のファーストユーザーとして、インドネシアローカルの企業が採用を決めており、同サービスを活用したSaaS事業を8月より開始する予定としている。