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ウルシステムズ、Amazon RedshiftのDWHに必要な機能を補完する「White-eYe」

ETL・BI・運用管理を統合したクラウド型DWH基盤

 ウルシステムズ株式会社は2日、クラウド型データウェアハウス(DWH)プラットフォーム「White-eYe」の提供を開始した。「Amazon Redshift」を利用したエンタープライズ向け機能(ETL、BI、機能学習、運用管理など)を統合し、AWS上のサービスとして実現している。

 Amazon Redshiftは、テラバイトあたり年間1000ドル以下という低コストで利用できるクラウド型DWHサービス。これまでのSQLベースのBIツールもそのまま使用できる。

 ウルシステムズは、Amazon Redshiftをエンタープライズで利用する際に必要となるシステム間連携機能(ETL)、BIツール、機械学習による自動分析、セキュリティや運用管理の機能などを開発し、White-eYeプラットフォームとして統合した。White-eYeを使うことでERPなどの基幹システムやWebシステム、SNSやCRMなどから得られるビッグデータを素早くAmazon Redshiftに投入し分析できるようになる。

 White-eYeは、AWS上のクラウドサービスとして提供されすぐに利用できる。価格は、初期費用が200万円から、月額利用料が35万円から。目標は今後2年間で30社以上の導入。

システム・機能概要

 ウルシステムズでは併せて、これまで培ってきたクラウド型DWHに必要な技術やノウハウをプロフェッショナルサービスとして提供する。PoC(概念実証)などの検証やデータ分析コンサルティング、データ連携や運用管理などに関するコンサルティング、エンタープライズシステムのクラウド導入に関する各種技術支援も行う。

川島 弘之