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富士ゼロックス、ネットワーク機能を強化した中堅・中小企業向けマネージドサービス

 富士ゼロックス株式会社は22日、中堅・中小企業向けのネットワークアウトソーシングサービスにおいて、ネットワーク機能を強化した「beat/activeサービス」を提供すると発表した。メッシュ型VPNの自動構築やゲートウェイ装置の多重化構成などに対応する。

 「beat/activeサービス」は、従来の「beat/basicサービス」で提供してきたセキュリティ機能はそのままに、ネットワーク機能を強化したサービス。基本機能をセキュリティとネットワークに絞ることで、従来よりも低コスト化を実現したという。

 同サービスを利用する際には、ユーザー企業の事業所内に専用のゲートウェイ装置「beat-box」を設置するが、最大で3台一組の多重化構成に対応。負荷分散機能により、通信を複数のインターネット回線に分散させ、快適な利用環境を提供するのみならず、装置の故障時には、残りのbeat-boxが通信を維持するので、可用性も向上するという。

 さらに、ユーザー企業の複数の事業所にbeat-boxを配置するだけで、メッシュ型のインターネットVPNを自動的に構築でき、特定の事業所を経由することなく事業所間の通信を行える。なお、beat-boxの多重化と組み合わせれば、事業所間の通信経路も自動的に分散し、快適で障害に強いネットワーク環境を実現するとのこと。

 価格は、初期登録費用が1件あたり6万円(税別)、月額費用が1万2800円(税別)から。beat-boxの多重化やインターネットVPNはオプションとなる。

石井 一志