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似たファイル名が多くても迷わず検索、全文検索エンジン「QuickSolution 8.3」

 住友電工情報システム株式会社は1日、全文検索エンジン「QuickSolution Ver.8.3」を発売した。

 QuickSolutionは、大容量・高速な全文検索エンジン。1台のPCサーバーで6TBのデータを検索でき、1000万件のデータを0.1秒で検索できるという。多彩なデータ形式に対応し、動的なWebコンテンツも検索可能。整理・分類・分析系機能や権限管理機能なども充実している。

 新版では、文書ファイル(Word/Excel/PowerPoint/PDF)のタイトルを自動抽出できるようになった。システムが自動生成する文書などによくある日付と通し番号で構成されるような、似たファイル名の分書が多い場合も、文書中から類推したタイトルを抽出。検索結果に文書ごとのタイトルを表示できるため、欲しい情報をより見つけやすくなる。

 スマートフォンに加え、タブレットに対応。現場での資料参照など、WiFi環境においても社内文書を手軽に検索できるようになった。

 アクセス制御設定画面の改善も図られている。新たに絞り込み機能を追加し、検索対象や検索ユーザーの情報が大量に存在する大規模利用の場合も、アクセス制御の設定が素早く行える。

 QuickSolution Ver.8.3は、フルスペックのFSモデルと基本機能に絞ったDBモデルがあり、両モデルともファイルサーバー、Webサーバー、RDBなどを標準で検索可能。FSモデルの標準価格は120~900万円(税別)、DBモデルの標準価格は80~600万円(同)。

川島 弘之