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住友電工情報システム、サムネイル表示やAD連携などを実現した社内検索アプライアンス新版

 住友電工情報システム株式会社は11日、社内検索アプライアンス「QuickSolution Lite」の機能を強化したと発表した。

 「QuickSolution Lite」は、Windowsベースのx86サーバーに、住友電工情報システムが開発した全文検索エンジン「QuickSolution」をインストールし、保守・サポートと組み合わせた社内検索アプライアンス。情報システム部門を持たない中小企業や、ITインフラに関する専門要員がいない部門単位でも簡単に導入できる特徴を持つ。

 今回の機能強化では、まず、ヒットした文書のサムネイルを検索結果画面に表示する機能が追加された。検索結果の本文を読まなくても、サムネイルから直感的、視覚的に目的の文書を見つけられるので、検索効率が向上するという。

 また、検索画面上での簡単な操作で近傍検索ができるようになったほか、Active Directoryに基づいたアクセス権限を継承し、シングルサインオン(SSO)環境で利用できるようにした。このほか、従来はオプションだったシソーラス基本語辞書を標準バンドルしている。この辞書には、一般文書などでよく利用される用語、約17万7000語が収録されているとのこと。

 今回はラインアップも再整理し、検索対象のファイル数に応じた3つのモデルを用意した。ファイル数の上限は、「モデル10」が5万ファイル、「モデル20」が20万ファイル、「モデル50」が50万ファイルで、利用可能ユーザーは、いずれのモデルでも制限はない。

 購入形態としては、毎年のライセンス更新が必須となる利用料プランと、一括払いとなる買取プランを用意する。対象ファイルが5万(容量20GB)の場合、利用料プランでは、1年目が48万円、2年目が24万円、3年目が24万円。買取プランでは96万円となり、どちらの場合でも3年間の料金は同額となっている。

石井 一志