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日本HP、ビッグデータ解析プラットフォーム「HAVEn」を発表

 日本HPは26日、ビッグデータポートフォリオの拡充を発表。ビッグデータ解析プラットフォーム「HAVEn」を発表した。

 HAVEnは、「Hadoop/HDFS」「Autonomy IDOL」「Vertica」「Enterprise Security」「nApps」の頭文字を取って名付けたビッグデータ解析プラットフォーム。オープンソースの分散処理基盤である「Hadoop」や、非構造化データを自動処理する「Autonomy IDOL」、構造化データに対応するリアルタイム分析DBソフト「Vertica」などを組み合わせ、それぞれのソフトが連携するためのコネクタを提供するものだ。

 「HAVEnとつながるHPの700以上のコネクタポートフォリオにより、構造化データ、半構造化データ、非構造化データを含むさまざまなデータソースから情報を抽出。これにより、ビッグデータから得られるものを十二分に活用できるようにする」(HP)。

 アプライアンスで提供するほか、プライベートクラウドやパブリッククラウド形態での提供も行い、パートナーがSaaSとして提供できるような設計にもなっている。

 第1弾としてHAVEn上に構築される統合ビッグデータ解析ソリューションは、「IT運用のすべての側面への洞察を可能にする」という「HP Operations Analytics」。組織は同ソリューションを通して、「HP ArcSight Logger」や「HP Business Service Management」ポートフォリオを含む多数のHP製品と、サードパーティソースからのIT運用上の膨大なデータストリームを効率的に使用・管理・分析できるという。

 日本HPでは、企業がビッグデータソリューションをスムーズに展開できるよう、「HPビッグデータテクノロジーコンサルティングサービス」なども提供し、構想から企画/計画、実行/運用まで前フェーズで顧客のビッグデータ活用を支援する方針。

川島 弘之