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NTTデータ、BPOやWeb系サービスを行うグループ3社を統合

新会社「NTTデータ・スマートソーシング」を7月1日設立

 株式会社NTTデータは24日、グループ会社である株式会社NTTデータ・スリーシー、株式会社NTTデータ・アール、株式会社NTTデータ・キュビットを、7月1日より「株式会社NTTデータ・スマートソーシング」として統合すると発表した。

 NTTデータ・スリーシーは、コンタクトセンター事業をコアビジネスと位置付け2001年12月に設立し、その後バックオフィス分野のBPOビジネスにも事業を拡大してきた。NTTデータ・アールはWebサイト構築・運用、広告・マーケティング事業やフルフィルメントサービスなどを中心に事業を行ってきた。NTTデータ・キュビットはWeb系コンサルティング、Webマーケティング事業などの事業を行っていた。

 こうした中、顧客からは、フロントエンドからバックエンドまでワンストップで対応可能なサービスの提供や、各種サービスの組み合わせによる付加価値の高いソリューションが求められていた。

 これらの状況を踏まえ中期経営計画における「新規分野拡大・商品力強化」および「全体最適の追求」の方針の下、サービスの高度化・多様化やグループ会社、組織の再編・統合を通じた規模を生かした経営の効率化を図ることを目的として、3社の統合を決定した。

 今回の統合により、3社の強みを集約し、クラウドなどのIT技術を駆使したサービスを提供するとともに、顧客の要求に幅広く対応し、BPO事業とWebサービス系のITO事業を融合。顧客の事業活動をフルサポートする総合アウトソーシング企業を目指す。また、統合による経営の効率化により今後も持続的な成長を図り、グループ間での連携により一段と機動力を生かした事業展開を進めるとしている。

(川島 弘之)