音声・写真・メモをひも付けて記録するiPhoneアプリ「RICOH TAMAGO Biz Logger」

　株式会社リコーは13日、さまざまなビジネスシーンで生み出される情報を、音声・写真・テキストメモまで含めてリアルタイムに1つにまとめて記録・管理できるiPhoneアプリ「RICOH TAMAGO Biz Logger」を公開した。iTunes Store内またはiPhoneのApp Storeから無料でダウンロードできる。

　TAMAGO Biz Loggerでは、iPhoneのボイスレコーダー、カメラ、メモ機能を活用し、録音した音声データに、写真やテキストメモの情報をひもづけて記録する。例えば、会議中に会話を録音しながら、TAMAGO Biz Loggerを通じて撮影した写真、書き込んだメモ、登録したタグを記録し、音声データにひもづけて管理できる。

　音声タイムライン上に写真、テキストメモ、タグが時系列に記録される形で、会議終了後にひもづけた写真やメモを手がかりに、音声を必要な部分から再生できるのが特長だ。

ホーム画面

音声タイムライン上に情報が一元的に記録

タイムラインのスケールはピンチで自在に変更

　ペーパーレス会議ソリューション「RICOH Smart Presenter」とも連携する。同ソリューションは、無線LANを経由して複数のiPad上でプレゼン資料を同期させるものだ。発表者が資料のページをめくると、参加者全員のiPadでも自動でページがめくられる。

　この会議にTAMAGO Biz Loggerを参加させると、自分で登録した写真、テキストメモ、タグ情報以外に、RICOH Smart Presenterで表示しているプレゼン資料のサムネイルも音声タイムライン上に表示される。後から、このページの時にどんな議論がされていたか、簡単に該当部分から音声を再生できる。

　このほか、GPSから位置情報も記録されるため、外出先でのメモや現場での作業記録にも便利。また、記録したデータをカレンダーに登録したり、あらかじめ登録してあるスケジュールに記録データをひもづけることも容易という。

　ビジネス用途以外にも、お料理番組の音声を記録しながら、レシピごとにタグを打つなど家庭での利用も想定しているという。記録したデータはTAMAGO Biz Loggerを使用する人同士で、Bluetoothを経由して共有できる。

　TAMAGOプロジェクトの一環として、無償版を公開しフィードバックを反映しながら、製品化を目指す考えだ。今後は、クラウドサービスや基幹システム連携、会議利用シーンでの拡充、自社プロダクトとの連携などを進める方針。