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NTT Com、ユニファイドコミュニケーションサービスのクラウド電話帳オプション

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は22日、ユニファイドコミュニケーションサービス「Arcstar UCaaS(アークスター ユーキャス)」のオプションサービスとして、電話帳をクラウド上で一元管理する「Web電話帳オプション」を発表した。同日より提供開始する。

 「Arcstar UCaaS」は、IP電話やIM(インスタントメッセージング)、プレゼンス、遠隔会議(Web/ビデオ/電話会議)などの機能を統合し、クラウドサービスとして提供するもの。さまざまなデバイスを活用して、円滑なコミュニケーションを行えるという。

 今回提供する「Web電話帳オプション」は、業務で利用している電話番号やメールアドレスなどの電話帳をクラウド上で一元管理し、PCやスマートフォンなどのさまざまな端末から利用できるようにするもの。複数の端末を利用したり、端末を機種変更したりする場合でも、電話帳データを再登録する必要がないほか、アドレス帳や発着信履歴はすべてクラウド上で管理されることから、端末紛失時の情報漏えいリスクも最小化できる。また、私有の端末を業務利用するBYOD(Bring Your Own Device)においても、有効に利用可能とした。

 発信は、Web電話帳の画面上に表示された電話番号を選択するだけで実行可能。私有のスマートフォンやPCからビジネス通話を発信する場合、Web電話帳上で「コールバック」を選択することで、ビジネス通話分の通話料金を会社負担にする公私分計にも対応する。なおビジネス通話の相手には、プライベートの電話番号ではなく、会社の電話番号を発信者番号として通知できるとのこと。

 なお、IP電話アプリ「050 plus for Biz」をあわせて利用する場合は、Web電話帳の画面上から「050 plus for Biz」による発信を行える。

 価格は、初期費用(工事費)が1企業あたり9000円と1IDあたり1000円、月額費用が1IDあたり500円。

(石井 一志)