2012年の国内ソフト市場、2010年水準の成長率に回復～IDC予測

　IDC Japan株式会社は17日、国内ソフトウェア市場予測を発表した。2012年の国内ソフトウェア市場は前年比成長率4.0％の2兆2508億8300万円と推定、2010年水準の成長率に回復した。2013年は前年比成長率3.7％、2012年～2017年の年間平均成長率（CAGR）は3.4％と予測している。

　2012年の国内ソフトウェア市場の売上額は、前年比成長率4.0％の2兆2508億8300万円と推定。2011年に東日本大震災の影響を受け、支出を抑制していた企業が2012年に支出を増加させ、2010年水準の成長率（4.1％）に回復した。

　同市場を大分類別に見ると、アプリケーション市場は9376億8000万円（前年比成長率3.1％）、アプリケーション開発/デプロイメント市場は4821億5500万円（同5.7％）、システムインフラストラクチャ市場は8310億4700万円（同4.1％）だった。

　2013年の国内ソフトウェア市場は前年比成長率3.7％で2兆3349億4200万円と予測。2012年～2017年のCAGRは3.4％となり、2017年には2兆6658億1100万円に達すると予測する。

　企業は競争力を高めるため、業務システムのグローバル対応、ビッグデータ分析の活用、システム基盤の仮想化/クラウド化など新たなソフトウェアへの投資を持続的に行っていくと見る。