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ブロードバンドタワー、米Arrosoftの環境移行・DRツール「CloudAny」を国内で販売

「c9 Flexサービス Nシリーズ」への移行ツールとしても提供

 株式会社ブロードバンドタワー(以下、BBT)は3日、米Arrosoft Solutions(以下、Arrosoft)とパートナー契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のクラウド間移行・DR(災害対策)対策ツール「CloudAny」の日本国内向け販売とサポートを、6月16日より本格的に開始すると発表した。

 Arrosoftが開発・提供している「CloudAny」は、さまざまなクラウド環境間での移行と、クラウドサービスを活用した災害対策を可能とするソフトウェアツール。データセンターなどのオンプレミスで動作中の物理サーバーや、VMware/OpenStackなどの仮想化環境、またAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud、BBTの「c9 Flexサービス Nシリーズ」などのパブリッククラウドをはじめとする、異なる環境間でのデータ移行を円滑に実施できるという。さらに、万一の災害時に、早期の復旧を可能にするDR環境の構築も実現するとした。

 なお、「CloudAny」の支援エージェントのインストールは数分以内で行え、ワンクリックでテスト・移行・リカバリを実行可能。環境の移行に際しては、最小限のリソースで迅速な移行を実現できることから、業務の中断を最小限に抑えられるとした。

 BBTでは、多様な環境から「c9 Flexサービス Nシリーズ」への移行ツールとして「CloudAny」を提供するほか、展開する監視・運用サービス「Monitoring Service Plus」(MSP)や、マルチクラウド環境構築サービスにて活用し、さまざまな企業や組織のニーズに応えていくとのことだ。