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アズジェント、セキュリティサービス群を新ブランド「セキュリティ・プラス」に再編

第1弾はセキュリティ機器のマネージドサービス

 株式会社アズジェントは28日、標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃への対策を強化するため、セキュリティサービス領域を大幅に拡大し、サービス事業展開を本格的に開始すると発表した。これに伴い自社のセキュリティサービス群を再編し、新ブランド「セキュリティ・プラス」として提供する。

 「セキュリティ・プラス」は、アズジェントの持つノウハウを集約して提供するサービス。第1弾としては、セキュリティ機器をアズジェントが管理・運用する「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス」が発表された。

 このサービスでは、アズジェント監視センターのアナリストが、ユーザー企業のセキュリティ機器を24時間365日体制で運用監視。セキュリティインシデントが発見された場合には、相関分析などを行って、ユーザーにイベントの内容と必要なセキュリティ対策を提案する。

 またヒアリングシートをもとに、パフォーマンスおよびセキュリティの観点から、ユーザー環境を考慮したセキュリティ設定を監視デバイスに適用するほか、ユーザー環境のセキュリティ状況を定期的に診断し、推奨するセキュリティ対策を盛り込んだ診断レポートも提供する。これらのサービスを導入することで、ユーザー企業は、社内に専任のセキュリティ担当者がいるかのように、セキュリティ運用を行えるという。

 価格例は、UTMのマネージドサービスの場合、月額7万4000円から。アズジェントでは、初年度1億円、3年後に10億円の販売を見込む。

 なお管理対象としては、アズジェントが販売しているチェック・ポイント、フォーティネットなどの製品に限定せず、さまざまなベンダーやカテゴリのセキュリティ機器に対応するとのことで、パロアルトネットワークス、ジュニパーネットワークス、日本HPなどのUTM、IPSに対応したサービスを用意するとのこと。

 今後は、ペネトレーションテスト、標的型攻撃対策サービスなどさまざまなサービスを統合的に提供していく予定としている。

(石井 一志)