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ワイズ、デュアルコアAPU「G-T48E」を搭載したシンクライアント端末

 ワイズテクノロジー株式会社は25日、シンクライアント端末の新シリーズ「Wyse D class」を発表した。デュアルコアプロセッサを搭載して性能向上を図る一方で、稼働中の消費電力を9.2Wに抑え、エネルギー効率を向上させているという。

 「Wyse D class」は、AMDのデュアルコアAPUであるG-T48E(1.4GHz)を搭載し、高解像度マルチメディア、音声、ビデオ機能に対応したシンクライアント端末。「Passmark Performance Test 7.0」のベンチマークでは、ミッドレンジクラスの他社製シンクライアント端末と比較した結果、2D性能で最大43%、3D性能で最大76%、いずれも高い結果をマークしたという。

 ネットワーク機能は1000BASE-T、あるいはIEEE 802.11 a/b/g/nをサポートし、オプションでBluetoothにも対応可能。DVI-IポートとDisplayPortを備えており、デュアルモニタ構成もサポートする。

 また、Citrix Receiver、Microsoft RDP、VMware View Client、Internet Explorerなどのローカル機能を搭載しているほか、Wyse Device Managerを使えば、パッチ処理やアドオン/ファームウェアアップデート管理を簡素化できる点も特長。Wyse Configuration Managerを利用することで、自動設定配信にも対応する。

 ラインアップには、Windows Embedded Standard 7モデル「Wyse D90D7シンクライアント」と、Windows Embedded Standard 2009モデル「Wyse D90DWシンクライアント」が用意された。

(石井 一志)