NEC、北九州市教育委員会へ校務支援クラウドサービスを提供

　日本電気株式会社（NEC）は26日、西日本電信電話株式会社（NTT西日本）と共同で、北九州市教育委員会へ校務支援クラウドサービスを提供すると発表した。同委員会では2012年4月から順次サービスを利用しているが、2013年4月には全面稼働を開始。北九州市の幼小中特別支援学校210校、教職員約6000人が利用するという。

　今回NECが共同構築したシステムでは、校務支援パッケージソフト「学びの扉 校務支援システム」を活用。グループウェアや校務支援サービスの基盤をデータセンターに設置し、ネットワークを通じて利用するプライベートクラウド環境を構築した。

　また運用・管理については、専用のサービスデスクを新設し、学校現場での負担軽減を図るとともに、高度なセキュリティ環境を用意して、校務情報化における安心・安全な運用を実現したとしている。

　北九州市教育委員会によれば、クラウドサービスによる校務の情報化により業務が効率化され、教職員が児童・生徒と接する時間がより多く取れるようになったとのこと。また教育委員会と学校の文書連絡も効率化し、要報告事項の期日前回答率が、以前の約70％から95％に向上した。