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キヤノンMJのIT支援サービスでクラウド型名刺管理「アルテマブルー」を提供

 キヤノンエスキースシステム株式会社(以下、キヤノンエスキース)は21日、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)の中小オフィス向けIT支援サービス「HOME」の有償オプションとして、名刺管理サービス「アルテマブルー」を4月1日より提供する。

 アルテマブルーは、キヤノンエスキースが開発・販売するクラウド型の名刺管理サービス。名刺を迅速かつ正確にデジタル化し、経営に活用するためのさまざまな機能を実装する。個人の管理に委ねられて企業内に分散していた名刺情報を一元管理し、各社員間で共有できるほか、スマートフォンなどのモバイル端末からもアクセスできるため、名刺情報の活用が流動的になる。

 今回、HOMEの有償オプションとしてアルテマブルーを提供。HOMEのポータルサイトからシングルサインオンで利用できるようにする。さらにHOMEユーザー限定で、名刺デジタル化処理「フルモード機能」のチケットサービスを提供する。

 フルモード機能とは、OCRによるデジタル化処理に加え、キヤノンエスキースのオペレータが名刺情報を補正入力するもの。従来は名刺1枚あたりの従量課金制であったため、一部の顧客から「名刺のデジタル化処理数は毎月変動するため予算化しづらい」という声があった。これに応える形で、チケットサービスではチケット(名刺100毎単位)を事前購入することで、購入した枚数を上限とし、フルモード機能が利用できるという。

 キヤノンエスキースは、アルテマブルーの機能拡張、HOMEとの連携強化を継続的に実施する予定。それに伴い、2013年中にアルテマブルーの導入企業数を倍増し、名刺管理サービス事業を拡大させる計画という。

(川島 弘之)