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キヤノンソフト、スーパーストリームの業務ソフト「SuperStream-NX」を提供開始

 キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)は21日、スーパーストリーム株式会社の業務ソフト「SuperStream-NX」を提供開始すると発表した。これによって、会計・人事/給与ソリューション分野を強化するという。

 SuperStream-NXは、6000社以上の導入実績を持つ「SuperStream」のノウハウを基に開発された、Webベースの統合業務パッケージ。キヤノンソフトでは、自社のワークフロー構築ツール「Web Plant」、Webアプリケーション100%自動生成ツール「Web Performer」などとSuperStream-NXを組み合わせ、業務システムのカスタマイズや各社の業務に沿ったワークフローシステムの構築までを含んだ業務システムを、開発・運用コストの削減とあわせて提案していくという。

 Web Plantでは、ITの専門知識がなくても周辺システムと連携しIT統制を重視した本格的なワークフローシステムを構築できることから、SuperStream-NXの会計・人事/給与ソリューションと連携させ、各社固有のルールや業務の流れに対応した経費精算/購買申請、人事諸届などのワークフローシステムを構築できるようになる。

 一方Web Performerを用いると、JavaのWebアプリケーションを100%自動生成できるため、要件変更が多い予算作成システムや管理会計システムなどの開発スピードを速められ、経営層の迅速な意思決定をサポートするとのこと。また、SuperStream-NXの会計・人事/給与ソリューションと連携している業務システムを内製化できるようになるため、開発生産性やメンテナンス性が向上し、コスト削減につながるとした。

 キヤノンソフトでは、こうした仕組みによってSuperStream-NXの会計・人事/給与ソリューションの周辺業務システム開発を支援するとともに、長年培ってきたキヤノンやキヤノンMJの生産管理、販売仮システム開発などの実績を生かして、生産・販売・物流といった基幹業務システムも導入支援する考え。これによって、会計・人事/給与ソリューション全体で、2015年までに15億円の売り上げを目指すとしている。

(石井 一志)