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iOS端末の「困った」にも対応、遠隔サポートツール「LAPLINK ヘルプデスク」

 株式会社インターコムは18日、クラウド型リモートサポートツール「LAPLINK ヘルプデスク」において「iOSオプション」を発売した。従来のWindows/Mac/Androidに加え、iPhone/iPadユーザーの端末トラブルも遠隔からサポート可能となる。

 「LAPLINK ヘルプデスク」は、わかりやすい操作と高度な管理機能が特長のリモートサポートソフト。サポートセンター側のPCからクライアント側(ユーザー)のPC画面を共有するなどして、アプリケーションやシステム上のトラブルを解決する。

 特に、オペレーターの活動履歴や統計データをグラフ表示するなど充実した管理ツールにより、サポートの見直し・改善が行えることから、PCメーカーをはじめ、多数のコールセンターで導入。一例として、パナソニックシステムネットワークスの業務向けAndroidタブレット「BizPad」、ASUSのAndroid搭載タブレット全機種に採用されている。

 今回の「iOSオプション」では、操作性や管理機能はそのままに「画面キャプチャ」「URL転送」「システム情報の取得」の3つの機能で、iOS端末の遠隔サポートを実現する。iOS 7.1にもいち早く対応している。

 「画面キャプチャ」では、ユーザー側でiPhone/iPad画面の写真を撮ると、データが自動的にオペレーターのPC画面に転送される。「URL転送」では、事前に設定した操作案内やQ&AページのURLをユーザーのiPhone/iPad画面に転送する。「システム情報の取得」では、iPhone/iPadのシステム情報をオペレーターのPC画面に表示できる。

iPadユーザーを遠隔サポートする様子

 アプリやシステムを提供するベンダー、iOS/Android端末のユーザーサポートを行うISP、企業内の端末をメンテナンスするシステム担当者などに向けて提案する。

 「LAPLINK ヘルプデスク」のライセンス価格は、1~9ライセンスで20万円(税別)/年、10~49ライセンスで18万円(同)/年など。「iOSオプション」のライセンス価格は、1~9ライセンスで12万円(同)/年、10~49ライセンスで11万円(同)/年など。提供開始は4月下旬より。

川島 弘之