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NECと網屋、アクセスログ監査領域で協業強化

 日本電気株式会社(NEC)と株式会社網屋は21日、アクセスログ監査領域における協業を強化すると発表した。

 両社は協業により、網屋のアクセスログ監査ソフト「ALog ConVerter」(以下ALog)をNEC製サーバー「Express5800シリーズ」に対応させた、「ALog ConVerter for Express5800」をNECが販売する。

 従来、ALogは5サーバーライセンスからの販売となっていたが、新製品はALogとして初めて1サーバーライセンス(1サーバー25万4000円~、税別)からの購入を可能とし、中小規模システム環境への導入を促進する。NECでは社内50人の拡販体制と、販売店やパートナーと連携することで新製品を拡販し、今後3年間で3000ライセンスの販売を目指す。

 また、NECはファイルサーバー整理ソフトウェアのNIASを強化し、「NEC Information Assessment System ALog連携オプション」(50万円、税別)を販売する。これにより、ALogから出力されたファイルアクセス情報を利用して、アクセス履歴のあるファイルに絞って管理情報を更新することが可能となり、差分更新の時間を従来比約1/5に短縮。定期的にファイルサーバーの肥大化チェックや権限設定確認を行う運用の場合、従来はその都度ファイルサーバーの情報をすべて収集していたため膨大な時間がかかっていたが、新オプションにより管理者の工数を大幅に削減することが可能となる。

(三柳 英樹)