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CTC、ビッグデータの活用支援サービスを「CTC BD-Navi」として体系化

情報活用のアセスメントやビッグデータトライアル分析のサービスを提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は6日、ビッグデータ活用を支援するサービスを、「CTC BD-Navi(ビッグデータ・ナビゲーション・サービス)」として体系化すると発表した。その中で、「Analysis Quick Scan(情報活用アセスメントサービス)」と「ビッグデータトライアル分析サービス」の2つのサービスを新たに提供開始する。

 今回提供されるサービスのうち「Analysis Quick Scan(情報活用アセスメントサービス)」は、自社におけるデータの活用状況を把握したい、データ活用のロードマップを作成したい、といったニーズを持つ企業に向けたサービス。自社内の情報にはどのようなものがあるのか、実際に有効活用されているのか、といったことをアセスメントし、データ活用のあるべき姿や他社事例をもとに、データ分析/活用状況の可視化と課題抽出を行うという。

 期間はおよそ4週間で、ユーザー企業のデータ活用状況を可視化して、アセスメント結果報告書を作成する。価格は100万円(税別)から。

 一方の「ビッグデータトライアル分析サービス」は、プロモーション効果の最大化や人員リソースの最適化といったテーマに基づいて、データ分析の仮説検証を行いたい企業に向けたサービス。その企業から預かった実データを用いて分析するほか、効果測定までをCTCが行い、データ分析の結果が企業の業務の施策に対して、どの程度効果があるかを検証する。

 期間はトライアルのため最短6週間と短く、結果はレポートとして報告する。具体的なメニューとしては、アイズファクトリー、データフォーシーズ、マイボイスコムといったパートナーの支援を受け、「DM・メール配信最適化」「需要予測支援」「Web広告施策支援」「営業・保守要員リソース最適化」の4つを提供するとのこと。価格は300万円(税別)から。

 なおCTCでは、今後3年間で合計30件の受注を目指している。

(石井 一志)