CTC、SASのインメモリ分析製品を販売、ビッグデータ利活用をトータル支援


地図上にバブルプロット表示した分析結果イメージ

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)とSAS Institute Japan株式会社(SAS)は17日、ビッグデータ分野における協業を強化すると発表した。CTCは、SASのインメモリ・アナリティクス製品「SAS Visual Analytics」の取り扱いを同日より開始し、売上分析やマーケティング、新商品開発などビッグデータの戦略的なビジネス活用を検討する企業に、導入前の事前検証からシステム構築、導入、導入後の技術支援までワンストップにサポートする。

 SAS Visual Analyticsは、従来のデータベース管理システムでは扱えない大量データをリアルタイムに近い時間で探索できるインメモリ・アナリティクス製品で、インメモリ分析エンジン「SAS LASR Analytics Server」を基盤とする。高度なビジュアル・インターフェイスを備え、データ統合、データ抽出・変換、データ蓄積、管理・分析の各種機能をオールインワンで兼ね備えた製品であることから、同製品のみでビジネス・アナリティクス(BA)環境を構築できるという。

 また、業界標準のブレードサーバーをベースにHadoop分散ファイルシステム(HDFS)を利用し、かつ複数のサーバーを使った透過的な分散環境をサポートしたインフラで拡張性の高さも実現しているという。加えて、レポートやダッシュボードはタブレット端末などのモバイルデバイスで利用可能なため、どこからでも分析を行える機動性にも優れる。

 CTCは、SAS Visual AnalyticsをベースとしたBI/BA導入をトータルで支援し、SASが技術支援を行う。CTCのマルチベンダー環境の総合検証センター、テクニカルソリューションセンターにおいてSASと共同での動作検証も実施。デルの協力により、ソフトウェアとハードウェアのオールインワンパッケージも用意するとのこと。

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