CTC、ビッグデータ検証施設にOracle Exalyticsを導入~運用サービスも開始


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は24日、ビッグデータ検証環境「Big Data Processing Lab」(以下、BPL)に、日本オラクルの高速分析専用マシン「Oracle Exalytics In-Memory Machine」(以下、Exalytics)を導入したと発表した。

 BPLは、東京千代田区の総合検証センター「テクニカルソリューションセンター(TSC)」内に2012年2月に開設された、ビッグデータ検証向けの環境。常設環境のほか、スケールアウト検証を行うために50台以上のサーバーを設置されており、日本オラクル製品をはじめとしたデータウェアハウス(DWH)機器と連携して、さまざまな製品で検証を行える。

 今回、BPLにExalyticsが導入されたことで、従来の10倍以上の高速ビジネスインテリジェンス(BI)分析を提供できるようになったという。なお、TSC常駐のエンジニアなど、約20名の専任エンジニアが顧客企業を支援し、導入前検証を実施するとのことだ。

 また高速データベース基盤「Oracle Exadata」と接続した検証も可能なため、より高速なデータ処理を行うことができ、分析力が向上するのも大きなポイント。BPLにすでに導入済みのOracle Exadataやデータベースアプライアンス「Oracle Database Appliance」、ストレージ製品の「Sun ZFS Storage Appliance」などとあわせて、ビッグデータに関する導入前検証の充実を図るとした。

 加えて、Exalyticsの運用サービスも10月24日より開始する。窓口を一元化し、約10名のデータベース専任チームが、顧客企業の環境や要件にあわせた運用保守サービスを提供する。価格は月額30万円から。

関連情報